野幌森林公園の歩き方
都会の隣に広大な森が広がる
北海道札幌市・江別市・北広島市の三市にまたがる広大な森林公園があります。
野幌原始林の名で市民にはお馴染みの道立公園ですが、都会の近郊にこれほどまとまった森林が宅地にならず残されたのは極めて稀。
その広さは2,053ヘクタール。
東京都で言えば港区や北区に相当する面積です。
その中を四方八方に遊歩道が巡っています。
その総延長は42.8㎞。
鳥獣保護区でもある森林公園は、北海道で染みであるキタキツネ、エゾシカ、エゾリス始め、多種多様な野鳥も観察できます。
ヒグマについてはまず出没の心配はありませんので、安心して森林散策ができます。
初級お勧めコースは大沢口スタート
とは言え、たくさんのコースから、どこを選べば良いか悩みますね。
そこで、先ずは取っかかり易いコースから。
森林公園マップの一番上に■マークの「自然ふれあい交流館」からスタートしましょう。
ここは、公園への遊歩道入り口のひとつである「大沢口」と呼ばれるポイント。
30台程度は停められそうな無料駐車場や公衆WC・自販機などがあります。
交流館でマップを入手!
ふれあい交流館で先ずは先ほどの遊歩道マップを手に入れよう。
スマホでもマップは見られるけれど、限られて液晶画面のサイズでは、マップ全体を見ながらの散策には不便なのと、バッテリーも消耗する。
何かにつけ持っていると便利なマップは、交流館玄関入ったら、すぐ右手のカウンターに置いてあります。
ここでは原始林の自然や動物についての展示や書籍、情報コーナーがあります。
記念塔を目指して
交流館からは、マップのオレンジ色で描かれた「ふれあいコース」へ。
建物玄関前の遊歩道に沿ってクマ笹の道を行くと、北海道開拓百年記念塔が森の向こうに現れます。
高さ100mの奇抜な鉄鋼製タワーが、森の中にそびえ建つ光景は、ちょっとSF映画じみて見えます。
以前は展望室へ登れたのですが、現在は閉館しています。
そして残念ながら、百年記念塔という名がありながら、築100年待たずに解体することが決定しました。
外装の鋼板腐食が進み、維持費や修繕費がかさむ為だそうです。
記念塔を横目にマップにある「瑞穂連絡線」を800m行き、突き当たりを左へ行けば1kmで出発地点。
右に行けば1.1kmで瑞穂の池園地に出ます。
瑞穂の池園地
ついたらお弁当を開くに最適です。
芝生とあずま家、池、鳥、かぜ。
暫し休憩したら、今きた道を引き返し、今度は大沢口へ道なりまっすぐ。
そしてゴール。
ゆっくり歩いても二時間かかりません。
ダイエットしたい方。
頭を空っぽにして汗かきたい方。
和みつつ散策したい方。
野幌森林公園はいつでも待ってますよ。