北の国カラー全道版 北海道日記

北海道の寒さに弱く、本州の暑さは異次元すぎて無理な道民『どんさんパパ』の旅、食、温泉。

北海道から一泊二日で行く道民の為のガイド 「横須賀軍港めぐり」&「戦艦三笠記念館」

目次


道民が北海道から南下するのも楽な時代になりました。

飛行機は安くなったし、一応南端ではあるけど函館に新幹線もたどり着いた。
だから一泊二日でも、行き先の選択肢はずいぶん増えましたし、予算的なハードルも下がりました。

今回のお勧めは横須賀


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横須賀停泊中の米海軍イージス艦「マッキンキャベル」
軍艦好きにはたまらない『横須賀軍港めぐり』と、歴史好き憧れの『戦艦三笠記念館』を先日気楽に旅してきました。
この二大観光目玉は実はそれぞれ徒歩圏です。
旅程や見学のコツなどをご紹介致します。
計画のご参考になれば幸いです。

土日休みを利用し横須賀へ一泊二日で行けるのか?

余裕で行けます。
やりたい事、見たいものが決まっているので、その目的地に集中して限られた時間を割り当てます。

ではまず、新千歳空港から横須賀までの旅程を。

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【土曜日】スケジュール感の一例

10:30  新千歳空港出発 (LCC利用の場合)

12:00  成田空港到着
飛行機から降りたら第三ターミナルから徒歩かシャトルバスで第二ターミナルへ移動します。
徒歩なら10分~
基本的に荷物は機内持ち込みで収まる「7kg以内」にするだけでも、引き取る手間が無い分、時短となります。

第二ターミナルビル地下の鉄道駅から、時間的に焦らず乗り継ぎできるよう、着陸から1時間後のアクセスを記載しましたが、早く移動したいならこれより前の電車でGo!

選択肢としては……
①品川へ直通:13:17 JR特急成田エクスプレス(指定席1,490円・特急料金1,700円・1時間5分)品川着14:22 ⇒これ楽!

②JR成田エクスプレス(指定席1,700円・特急料金1,310円・51分) プラス、東京駅で山手線乗り換えて品川駅へ。

③京成特急スカイライナー13:22(指定席1,230円・特急料金1,235円・所要時間36分) プラス、日暮里駅で山手線乗り換えて品川駅へ。着は14:31

安いのは京成。
しかし山手線に乗り換えして11駅の差がある。
だが正直、それほど時間的に大したロスではないので、どれでもいいと思います。
乗り換え無しで楽なのは①ですね。
但し、①はそれほど頻繁には出てませんので、お勧めはタイミングが合えば迷わず①
あとは低価格で③でしょうか。


品川駅に着いたら、そのまま同じ駅構内に乗り入れしている私鉄、京急本線の快速特急快特)に乗り換えする。
乗り換えまで時間あるから、駅構内にある飲食店街で昼食休憩する余裕あり。

14:22  京急本線快特三崎口行き乗車(638円)

15:22  横須賀中央駅到着。

横須賀といえば海軍カレー
駅前にはカレーをもった水兵さんが迎えてくれる。
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宿泊先は横須賀中央駅近くが便利

あらかじめ予約する宿泊先は、できるだけ駅から徒歩で数分以内がよい。
理由は後述しますが、二日目の「軍港めぐり」「三笠記念館」観光との時間的・地理的兼ね合いからです。


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お勧めは駅から徒歩僅か4~5分の「横須賀セントラルホテル」です。

シーズンによって料金は変動しますが、シングル洋室・朝食バイキング付で15,400円でした。
部屋も綺麗で機能的。

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到着当日はどう過ごす?

テルチェックインと荷ほどき終わりで一息つくのは16時頃と想定すると、今から行き先としては……

①三笠記念館(ホテルから徒歩圏・約13分)
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横須賀中央駅界隈散策(人気の横須賀海軍カレー店や、意外と刺身が旨い店が多い居酒屋ハシゴなど)
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この両方、またはどちらかです。
三笠記念館は閉場が17:30だから、急げば間に合うものの正味1時間半弱の時間内で見学となる。
それでも結構楽しめるが、更にじっくり見学(説明員によるツアーに参加等)したい人は翌日に。
夕陽に染まる戦艦三笠の艦上で、黄昏れたい人は到着当日をお勧めしますし、翌日も日程に余裕が出ます。

ちなみに横須賀軍港巡りの方は、船が1日7便となってます。
しかし最終便は16時で、しかも不定期臨時便ですからアテにならない。
こちらは翌日ですね(そうゆう旅程を予め組んで、事前に予約する方が無難)

メインの楽しみは残しておき、当夜は駅界隈を気ままに散策。
横須賀グルメと酒場放浪などで過ごすのも良いですよ。

【日曜日】スケジュール感の一例

7:30 朝食
8:30 チェックアウト
8:40 横須賀中央駅前・交番の横にあるコインロッカーに荷物を預け、最低限の携行品を持ち軽装になる。
   
徒歩でヴェルニー公園へ向かう(徒歩25~30分・タクシーなら5分)

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軍港を望むヴェルニー公園。奥に停泊中の「いずも」が」見える
9:10 ヴェルニー公園・記念館見学。
公園内には柱島で謎の爆沈をした戦艦陸奥の主砲(実物)が展示されている。
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園内からは横須賀軍港の一部が眼前に拡がり、運が良ければ「ヘリ搭載護衛艦いずも」をはじめとする艦船や潜水艦が停泊しているのを間近で見ることができます。
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1時間おきに出る観光船ですが、あえて11:00の便を予約し、公園散策を先行した理由は……

10:00 軍港めぐりチケット売り場で支払い、10時に出港した観光船を見送りつつ、そのまま乗船口に並ぶ(艦船撮影を目的とする人はここ大事)



軍港めぐりの観光船予約は、あくまで乗船予約であり座席指定ではない。
そして、観光船の航行コース・船の向きから「進行方向の右側列・二階席」がベストなのです。
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右側の席ならば、間近に潜水艦や米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」、そして「いずも」やイージス艦を『人のアタマに邪魔されることなく』視界良好に撮影できる。

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停泊中のニミッツ級空母ロナルド・レーガン

だから観光船が軍港一周して戻ってくる前から、乗船口に並ぶのです。

11:00 乗船開始⇒2階・右側の席へ!  
くれぐれも『船の進行方向の右側列・2階』ですよ。

11:50 下船

本来なら隣接するイオンで休憩や食事が出来たのだが、現在閉店しています。
そのまま徒歩(約25分~30分)かタクシーで三笠公園を目指した方が良い。

正直、移動にタクシーは使わず、徒歩で問題ありませんでした。
徒歩30分と記載しましたが、実際は20分強しかかからなかったと思います。
(暑さで熱中症が心配な季節は注意です)


日曜に三笠を見学する場合はちょっとタイトなスケジュール感


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12:15 三笠公園・戦艦三笠記念館
たっぷり2時間滞在したとして……

13:30 徒歩で横須賀中央駅前の交番横に着(13分~15分)
コインロッカーの荷物回収し、改札くぐり来た時と同じ「京急本線・快特・品川行き」に乗る。
ただし、その前に駅前の店で昼食を摂りましょう。

快特は13:27 13:37 13:47 13:57 14:07……と10分おきに出ており、44分で品川に着く(638円)

昼食・休憩1時間しても余裕あり。

14:27 乗車
15:11 品川着
JR特急成田エクスプレスに乗り換えると、そのまま成田空港第二ビル駅へ直通(指定席1,490円・特急料金1,900円・1時間7分)
15:20 品川発
16:27 成田空港第二ビル
徒歩かシャトルバスで第三ターミナルへ移動

16:50~17:00 には第三ターミナルで航空会社チェックインができる。

LCCの新千歳行き最終は20時台だから、21:50に着となる。

以上は日曜日に「三笠公園・戦艦三笠記念館」観光を組んだ場合。


土曜日に三笠観光を済ませた場合は余裕あり

土曜に済ませた人は、11:50に軍港めぐりが終わったら、そのまま横須賀中央駅をタクシーで目指しましょう。
やはり、横須賀中央駅前で昼食休憩1時間として……



前述の時刻~★印の京急本線快特に乗車
13:27 横須賀中央駅
14:11 品川駅着
乗り換え
14:20 JR特急成田エクスプレス
15:23 空港第二ビル駅着

第三ターミナルへ移動
15:45頃 航空会社チェックイン

17:30頃の新千歳行きに、手続きも余裕を持って搭乗できる。

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19:15 新千歳着


こちらの方が、帰宅してから一息つく余裕がありますね。

あと必携は乗車券を買わずに済む「ICカード」
首都圏では「PASMO」が各私鉄でも使用でき便利で、札幌中心とした道央エリアでも使用できます。

加えてスマホにダウンロード必須は「乗り換え案内アプリ」
これさえあれば無敵です。


本記事掲載の時刻などはあくまで参考につき、実際の移動ではアプリで時刻やアクセスをお確かめ願います。

それでは良い旅を!