札幌のスリランカカレー専門店「PaniCafe(パニカフェ)」
目次
札幌観光に来たらまず食べたい北海道グルメは?
定番ジンギスカンや札幌ラーメン! 海鮮もいいですね。
そして1971年に元祖の名店「アジャンダ」に始まった札幌スープカレー。
この新たな食文化も今や完全に定着し、北海道グルメの顔になりました。
札幌だけでなく全道に拡がるスープカレー。
わざわざスープカレー名店巡りに北海道を訪れるマニアもいますが、それだけハマる奥深い味です。
そんなスープカレー系の専門店に新たな風が。
それは…スリランカ風カレーです!
路面電車で食べに行こう「PaniCafe(パニカフェ)」
札幌市中央区内を循環する路面電車は「市電(しでん)」と呼ばれるお手軽な市民の足。
札幌観光の中心地、テレビ塔のある大通公園付近やススキノの停留所から、外回り内回り両方向どちらでも良いので市電に乗れば、あとは「山鼻19条停留所」で降りるとパニカフェはすぐ目の前です。
ちなみに市電はどこまで乗っても料金一律200円(小人100円)です。
赤と黄色のカレー共演
こちらはワンプレートのランチセットで価格は1,000円(税込)
左の赤い方が辛い「肉カレー」
右側の黄色い方がココナッツミルクベースの甘い「野菜カレー」です。
奥にはサラダと「パパダン」というスリランカの豆煎餅(トルティーヤみいな食感)
手前にはひよこ豆が盛り付けられ、これら付け合わせが左右のカレーをダムで仕切る。
選べる具材とライスの量
肉カレーの具は辛い方からスパイシーチキン、和風ポーク、キーマ。
追加料金でラム、シーフード等とチョイスできる。
野菜カレーは季節によって変わる。
今回はキャベツだったがタマネギ、長芋、焼き大根などだ。
プレートの真ん中に鎮座するライス。
なんと追加料金無しで量を0~350グラムまで小刻みに選べる。
炭水化物を節制している人にも嬉しいシステム。
しかもランチタイム(11:45~15:00)には紅茶(ホット)とヨーグルトと、少量ですが彩り鮮やかなピクルス盛り合わせの小皿が付いています。
ちょっと得した気分。
パニカレー食べ方は自由共和国!
赤い肉カレーの深みある辛さと大きめの鶏肉を味わう。
甘い野菜カレーと交互に食べるもよし。
付け合わせ「ダム」を食べて左右カレーを好み比率で混ぜるもよし。
色は二色だが食べ方は十人十色の自由さです。
異国の薫りとスパイスの香り
panicafe(パニカフェ)は決して広いお店ではない。
女性オーナーが一人で切り盛りするから、昼時には注文から提供まで多少時間かかります。
スケジュールに余裕を持って訪問するのがよいでしょう。
カウンターとテーブル席からなる店内には、お店のキャラクターである象の置物や民芸品などが並ぶ。
暖簾にも羽の生えた象さんが描かれています。
象はスリランカでは神聖な存在として愛されています。
札幌では数少ないスリランカ風カレー風(日本人好みに合わせた調理の為店主が命名)のお店は、開店してから約5年。
電車通りに面しているとはいえ地味な店構えですが、着実にリピーターを増やしているようです。
市電の車窓から看板を見て「パニカレーって何?」と気になっている札幌市民も結構いるはず。
考えてみれば、ここは「札幌スープカレー元祖のアジャンダ」が開店した地に近い。
小さいお店だが、この地で勝負する心意気も応援したい。
もし冬期に訪ねるなら、期間限定「札幌出身仮想アイドル」初音ミクが全面に描かれた札幌市電車両『ミク電』に乗って行くのも一興ですね。