北の国カラー全道版 北海道日記

北海道の寒さに弱く、本州の暑さは異次元すぎて無理な道民『どんさんパパ』の旅、食、温泉。

喫煙からの解放・わたしの禁煙成功記

 

 

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私は禁煙して11年目に入ります。

かつては毎日2箱半を煙にしており、喉の痛みやヘンな色の痰の症状も出ていました。

しかし度々禁煙をしては挫折を繰り返していたので、自分には禁煙などもう無理だと半分諦めていました。

もしタバコが1箱1000円になったらやめよう程度の意識。

ところが成功したのです。

今回はわたしの禁煙成功記ですが、煙草をやめたい方々の励みになれば幸いです。

 

 

目次

 

きっかけは変質者

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当時高校生の娘が放課後に通っていた塾の帰り道、変質者に尾行されて通行人に助けられ、家までエスコートして貰うという事件が起きたのです。

この件は地元警察や自治会とも相談し、それなりの手は打ちましたが、問題は娘の帰宅方法。

私も仕事上、娘の帰宅にあわせて迎えに行く訳にもゆきません。

ならば選択の余地はない。

「明日からタクシーで帰宅だ」と父の威厳で格好良くタクシー宣言を発表。

娘は大喜び、妻も賛成しつつ発したこの一言・・・・・

「でもタクシー代が家計にきついわねぇ。家に車のローンもあるし、パパがタバコやめてくれたら……」

タクシー代……塾から家までは僅か1000円前後。

しかし月に20日間とすれば2万円で、私のタバコ代は当時のレート(笑)で月に約75箱=22,500円だ。

確かにタバコをやめるとタクシー代は賄える……

 

しかしそうきたか!

これは妻の陰謀だ!汚ねえぞっと、内心叫んでいましたが

「これを機会にタバコやめなよ」と娘や息子に応援されてしまっては、とても嫌だとは言えない状況。

覚悟を決め、その場でまだ10本は残っていたLARKのウルトラメンソールをクシャクシャに握り潰して大喝采をうけましたが

「なぜこんな展開に・・・?」と心は泣いていました。

 

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これがタバコをやめることになったキッカケです。

最後の一服をして、名残惜しくお別れすることも出来ず、突然の喫煙者人生終焉です。自分の意思では無く、もらい事故にあったようなもの。

変質者のせいで私が禁煙するハメになったと思うと、禁断症状より前から奴をぶっ飛ばしてやりたい衝動に駆られました。

しかし問題はそれからでした。

 

禁煙をサポートする禁煙ガムを試す

手っ取り早く試したのは禁煙補助剤ガムである二コレット

まずやったのはドラッグストアでこれを購入することでした。

意思だけで禁煙など、過去の挫折経験から無理なのは承知済みでした。

禁煙者の多くが最初の数日で挫けるのも、禁断症状による苛立ち、タバコへの渇望に耐えられないから。

この二コレットはニコチンを含有するガムなので、一気にニコチンを断つ苦しさを緩和する効果があります。

ニコチン摂取は僅かながらも継続させつつ、それでも禁煙前よりは遥かに摂取量は少ない状態となります。

 

 

禁煙ガム摂取の注意点

そして、タバコという筒状の物を口に咥えるという習慣を無くすことが、先ずは大事なのです。

禁煙すると口が寂しくなりますが、二コレットはガムなので、それを緩和できます。

 

ここで注意すべきは、二コレットの摂取方法。

コレットを摂りつつ、1~2本だけと自分に言い訳してタバコを吸うのは論外であり危険ですからやってはいけません。

通常の喫煙以上のニコチンを過剰に摂ることになります。

禁煙ガムを使いながら吸うくらいなら、即刻禁煙を中止するようお勧めします。

貴方にはこの方法は向いていないという事です。

また、普通のガムのようにクチャクチャと噛んでしまうと、一気にニコチン成分が唾液と共に体内へ入るので、これも要注意です。

気分が悪くなり最悪倒れてしまうことも。

 

ニコチンの大量で急な摂取は身体に悪いのは当然です。

ガムは一気に噛まず、口の中でゆっくり転がして、噛むより舐めるくらいの感覚にしましょう。

味がしなくなったからと言って、直ぐに新しいガムに取替えないように。

消費個数がどんどん増えて、かえってニコチン依存症を抜け出せなくなります。

私は1日にせいぜい3から4個以内。

商談等でどうしてもガムを噛んだままではマズイ場合は、汚い話ですが口から出して紙に包み保管(笑)

商談終わったら再び噛んでました(ばっち~)

理由はその度に新しいガムに取り替えていたら、1ケースなどすぐ消費してしまうから。

コレットは1箱12個入りで1200円前後と決して安いガムではありません。

また取り替える度に新鮮で濃いニコチンを摂取することになるので、節制効果が半減となるのを避ける為です。

そして、際限なく口の中にガムを入れておくのは避け、ガム無しの時間も設けることです。

ガムを噛んでいない=ニコチンと摂っていない時間を経てから、改めてガムを噛むとイライラの沈静化するし、使い古しのガムだからニコチン含有量も少なくなっている為、自然に摂取量を減らしていることになります。

そうして少しずつ消費するガムの個数自体も減らしてゆきます。

約1ヶ月から2ヶ月かけてガム摂取をゼロにするのが目標です。

ゼロになった時、ひとまず禁煙成功への切符を手にしたことになります(しかしまだ油断はできません)

 

それでも禁断症状は苦しい・その対処法

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コレットを使用しつつ、ニコチンの量を減らしている期間には、渇望が限界を超えてしまう「魔の時間」が度々襲ってきます。

結局ここで禁煙を破りリタイアしてしまう人も多いはず。

私もこの「魔の時間」ほど、いかに自分がタバコとニコチンへの依存症になっているのかを如実に実感することが出来ました。

まさに中毒者の状態です。

私の場合の対処法は次の6点でした。

 

①とにかく喫煙者の傍に行かない。喫煙室に入らない。

②自宅から灰皿とライターを完全処分。車の灰皿は使用不能にする。

③渇望の発作が急に沸きあがったら、「これは発作だ、これは発作だ、ニコチンは殆ど身体から抜けている、すぐ収まる発作だ・・・・」と頭の中で呪文のように念じること約1分程度。そのうち落ち着きます。本当に発作なのです。

④それでも苛立ちや名状しがたい怒りが沸いてきたら、抑えず物に当たりましょう。

私の場合は自動車内でドアを思いっきり殴っていました(笑)

拳にスリ傷つくくらいにドアをバンバン殴るのです。

2から3回やったら落ち着きます。

拳が痛いし、誰かにこの挙動を見られていないか心配になるからです。

外見はおそらく異常者並みに挙動不審でしょうね。

尚、ぬいぐるみ等、殴っても柔らかい物は向きません。

殴って痛みがあるものが、発作の抑制に繋がると、わたしは感じました。

ただ拳を骨折しない程度の堅さの物にしないと怪我します。

 

 ⑤歯を磨く。

ミント系の刺激が何故か喫煙願望を抑える効果がありました。

理由は不明ですが、例えば食事の後の一服。ニコチンは体内に無くても記憶がタバコを欲する指令出すので、衝動が起こる前にすぐ歯を磨くのです。

衝動も沈静化するし、歯磨きは歯の健康にも良いから一石二鳥。

 

爪楊枝、禁煙パイポは口にしない(ここ大事)

タバコを咥えるという行為を忘れようとしているのに逆効果です。

とくに禁煙パイポはいけません。

余計に口が寂しい苛立ちに取り憑かれて、禁煙パイポがやめられなくなるか、喫煙に逆戻りです。

 

そして貴方は解放される

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煙草から解放されて11年。

今は他人の煙が本当に嫌いです。

また吸いたくなるから・・・・ではなく、本当に臭くて気持ち悪く感じるのです。

お金に余裕ができました。

月末でも財布にお金が残っているのです。

昼は弁当を持たされた日など、1円も使わないで過ごせるからです。

その分、好きな趣味に使えます。

あまりコンビ二に寄らなくなりました。

用事が無いからです。

禁煙区域や店にいて、タバコ吸うため灰皿ある場所を探してウロウロする事もない。

口臭がなくなりました。加齢臭は無くなりませんが……

 

タバコの呪縛から解放された今は、とにかく気が楽だとう一言に尽きますね。

値上げなんかも関係ない話。

買い溜めに悩む人々に同情します。

 

禁煙目指している方々、是非とも頑張ってください!