北の国カラー全道版 北海道日記

北海道の寒さに弱く、本州の暑さは異次元すぎて無理な道民『どんさんパパ』の旅、食、温泉。

たまには昭和テイストの銭湯へ

目次



久しぶりに銭湯に行ってきました。
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小学生以来の銭湯

訪ねたのは北海道江別市内にある「清美湯」さん。
創業は昭和49年で現在二代目。

天然温泉の大規模日帰り入浴施設に馴染んだ世代には、銭湯はちょっと入りにくいかもしれない。
常連さんばかりの町内居酒屋を訪ねるみたいな、敷居の高さを感じます。
かくゆう私も、久しぶりの「町の銭湯」にちょっと緊張しつつ暖簾をくぐります。

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ふと見ると銭湯の名が壁に光っています。
どうゆう仕掛けか?
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これは玄関風除の窓に書かれた「清美湯」の文字が、うまい具合に射し込む光で壁に浮き上がったものでした。
狙った効果なのか偶然なのか。
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風呂屋の番台は憧れの職業だった

館内へ。
番台で料金440円を払う。
この場面、懐かしいな!
記憶にある限り小学生以来だ。

しかも番台にはまだお若い女性が座る。
この家の「看板娘」さんかな。
番台と脱衣ロッカーの間には、申し訳程度の衝立があるだけなので、基本的に番台から見える。
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恥ずかしがる必要はない。
これが銭湯スタイルなのだ。
堂々と脱ぐ。

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それにしても、なんと懐かしいマッサージチェアだろうか。
昔の出始めのやつが、まだ現役で動くのか。
凄い。

昭和の浴場風景

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広がる懐かしの光景。
そうそう、昔はこうだった。


シャワーはホースが無い固定式だ。
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そしてケロリンの洗面器!これでなきゃね!
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清掃良き届いた浴槽は4つに分れている。

ちょっと深めの大浴槽、湯温ぬるめのジャグジー、サウナ用に水風呂、小さな子供用に浅い浴槽。
意外と浴槽出入りに気を使うのは、ステップが小さい割には、浴槽が深いので一歩目にまごつく。
慣れた常連なら気にならないのだろう。

昔はとくにバリアフリーとかステップなんて設計上重要ではなかったのだ。
これも昭和テイスト。

浴槽の壁に描かれた風景

銭湯の定番は大きな壁画。
どこの銭湯にも必ずこのように絵が描かれています。
北海道だから富士山ではないが、どこなのだろう。
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湯上がり牛乳

気持ちよい湯上がり。
さて、定番の銭湯飲料でクールダウンといきましょう。
昔ながらの番台前にある冷蔵庫から取り出して、番台に小銭を支払うスタイルは健在だ。
番台の人と面と向かうので、さすがに全裸とはいかない。
しかし、自販機を入れず頑固にこのスタイルを維持するのは素晴らしいと思った。
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お風呂の燃料


建物の裏手には燃料となる建築廃材等がたくさん積み上げられていた。
これを割っては釜に入れるのだろうか。
結構な重労働です。
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燃料になりそうな物は何でも活用するのでしょう。
銭湯経営にとって燃料代は悩みの種です。
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身近な町内に、だいたい1カ所は銭湯があった時代を知っている。
その頃は煙を吐く銭湯の煙突がランドマークだった。
今は滅多にお目にかからなくなりましたが、まだまだ頑張る銭湯にエールを!

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清美湯

住所:北海道江別市あけぼの町14-13
営業:14時~22時(火曜日定休)
電話:011-382-2978
料金:大人(中学生以上)440円
   小学生140円
   幼児以下70円
   混浴は10歳未満(または小3まで)
駐車場:あり
施設:1階公衆浴場、2階家族風呂(別玄関・別料金)